子どもたちに進路選択や将来設計のことを話すとき、大人はたびたび「夢を持て」とアドバイスします。何気なく使うこの励ましの言葉も、子どもたちにとっては「いったい、どうやって」という悩みにしかなりません。
夢は触れられない抽象的なものですから、必ずしも同じものではありませんが、それが心のなかに形成されるものだとすれば、ペンがプラスチックと金属、インクで造られるのと同じように、夢にも材料が必要です。
夢を形づくる材料、それは感動をともなったメッセージです。では、進路選択や将来設計を促す感動のメッセージとは、どんなものなのでしょうか? それは、子どもたちが耳にするたびに「あんな人になりたい」「あの人のような人生を送ってみたい」という憧れが心のなかに強く焼きつけられ積み重なっていく、そういう心に響くメッセージによって自然に「自分自身」の夢が育まれていくのです。



