ファイナンス・パークは、個人のお金に関する意思決定と進路選択を主たるテーマとする中学・高校生向けのプログラムです。全15時間の総合学科カリキュラムとしてデザインされており、事前学習で習得した知識をファイナンス・パーク(学校の中に作った街)で実際に使いながら、お金と自分に関わる様々な選択を行います。このプログラムの特徴は、生徒が学校で学ぶ知識に加えて、将来、自分が身を置くことになる21世紀の社会で求められる能力を「本物」の環境の中で育もうとするもので、保護者の積極的な協力もプログラムの大切な要素として位置づけられています。
学んだことを単なる知識の蓄積として終わらせるのではなく、その知識を自分のものとして「実際に使える」よう、「自ら考え・意思決定し・行動に移す場」として提供されます。問題解決能力を育む場を提供する目的は、子どもたちが生涯にわたって賢い生活者としての意思決定ができるようその素地を培うことにあります。
生活に関する基礎項目を、8時間の事前学習で学んだうえでファイナンス・パークに行き、お金についての様々な意思決定を体験します。ファイナンス・パークでは、いくつかのビジネスブースが設置されており、6時間にわたって生徒はそれぞれに与えられた人物像(例:30歳、既婚、子ども一人、年収650万円など)から、月間純所得を計算した後、各ビジネスブースを回り、予算項目について情報収集と意思決定を行っていきます。意思決定を行う時、できるだけ多くの情報を収集してどのような選択肢があるのかを考え、その上で自分の収入に見合った支出レベルを意思決定します。最後にその決定に基づいた支払行為を行って自分の収入と支出のバランスを知ります。
1時間の事後学習では、自分の関心事、能力や希望するライフスタイルに基づいて将来の進路を考えるという構成になっています。


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